ビットコインの確定申告ってどうやるの?

仮想通貨の確定申告ーなんで大変なのでしょうか?

納税額はたいしたことないのに、なんでこんなに大変なの?

計算式自体はそこまで難しくありません。

収入-経費=所得
です。

ここまでだけだと単純です。

 

それぞれのケースで

「何が収入なのか?」

「何が経費なのか?」

を考えるとややこしくなります。

※取引手数料その他の経費につきましては各取引ごとに経費になりますが、説明が複雑になるので下記では省略します。

 

(1)仮想通貨を売った場合
これが一番シンプルで分かりやすいです。

収入:売却価額・・・
経費:取得価額・・・

売価-取得価額=所得
です。

(2)仮想通貨をもらった場合
取引所ごとにいろんなキャンペーンをやっていて仮想通貨をもらうことがあります。
「取引したら0.0005BTC当たる!」
それも所得です。

収入:もらった仮想通貨の価格(時価)・・・
経費:なし

なので、
「もらった仮想通貨の価格(時価)=所得」
になります。

(3)仮想通貨を交換した場合
これが少し厄介なのですが、
「交換しただけで1円も手元に入ってない」
という感覚はわかります。

ただ、税金計算をする上では、
一回、売って
「そのお金で別の仮想通貨を買った」
ということになります。
(この辺は納得できない人もいるかもしれませんが、「税金計算の世界」ではそういう計算がされるものなんだと思ってください。)

それで、
収入:取得した仮想通貨の価格(時価)・・・
経費:手放した仮想通貨の取得価額・・・
となりますから、

「取得した仮想通貨の価格(時価)-手放した仮想通貨の取得価額=所得」
になります。

(4)仮想通貨を使用した場合
これは交換よりももう少しわかりやすいと思います。
使用して何かを買い物してますから、現金ではない者の利益を得ていることがわかります。

この場合
収入:使用時の商品の価格・・・
経費:使用した仮想通貨の取得価額・・・
です。

それで、
「使用時の商品の価格-使用した仮想通貨の取得価額=所得」
となります。

(5)仮想通貨を採掘(マイニング)した場合
実際、マイニングというものを行ったことがないのですが、イメージは税理士の仕事に少し似ているように思えます。
「仮想通貨取引というのをブロックチェーンにきちんと記録すると仮想通貨がもらえる」というのがマイニングだそうです。
会社の1カ月分の帳簿を確認してそれを閉めて、1カ月分の財務状態や経営成績を確定させて顧問料をもらうイメージとそんなの遠くありません。人手で行うわけではないでしょうが、「帳簿を完成させる」というところは考えやすいです。

それで、
収入:取得した仮想通貨の価格(時価)・・・
経費:マイニングのために要した費用・・・
になります。

取得した仮想通貨の価格(時価)-マイニングのために要した費用=所得
です。

【まとめ】

自分がどんな取引をしたかに応じて下記要素が所得計算で必要になります。
①売却価額(取引履歴に記載有り)・・・売買
②取得価額(取引履歴から計算)・・・売買交換使用
③時価(取引履歴に記載なし)・・・交換採掘もらった場合
④購入商品の価格(取引履歴に記載なし)・・・使用⇒要 使用時の領収書
⑤マイニングのための費用(取引履歴に記載なし)・・・採掘⇒要 別途帳簿

取引履歴からわかるものと分からないものがあります。すべての要素を把握しないとどんなプロでも計算できません。
まずは、自分が該当する①~⑤の要素すべてを集めるようにしましょう。

大変なのは「取引履歴に記載のないもの」です。「売買しかしていない」という方は取引履歴でOKです。

それ以外の取引を行っている方は上記の要素をまずは集めましょう。特に④と⑤は納税者しかできません。

③についてはツールを公開できればと思います。

実際の所得計算、税額計算は各要素を全部取得してからになります。

対象薬検索サイト

仮想通貨時価取得ツール

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